農悠舎王隠堂のあんぽ柿・干柿



柿はビタミンCや食物繊維が豊富で「柿が赤くなれば医者が青くなる」ということわざがあるほど栄養価が高いことで知られています。その栄養価が高いとされている柿を干すことで栄養分がぎゅっと濃縮された干柿は健康的な自然派のお菓子です。

紀ノ川流域で採れた、たねなし柿を一つ一つ丁寧に皮をむき、酸化防止剤(硫黄くん蒸)などの添加物を使用せず、仕上げたこだわりの一品。

あんぽ柿は生柿と干柿の中間程度にしっとり乾燥させた、まるで和菓子のようなドライフルーツです。干柿はそのあんぽ柿を昔ながらの方法で一つずつ丁寧に手もみしながら寒風で干し上げました。美味しさをギュッと濃縮された濃厚な味わいは格別で、高級和菓子として人気です。

柿は干すうちに表面に白い粉がふいてきます。もちろんカビではなく、柿の果糖(ぶどう糖)が結晶化したもので柿霜『しそう』といいます。柿霜がたくさんふいていることは、美味しくて甘い干柿の証明でもあります。砂糖とは違う上品な甘みを味わってみてください。
 

【農悠舎王隠堂のあんぽ柿・干柿ができるまで】

〜1. 収穫〜

9月中旬〜10月末にかけて渋柿の刀根柿・平核無柿を傷がつかないよう一つ一つ丁寧に収穫します。

〜2. 皮むき〜

品質を確認し、スライサーでヘタと果頂部を落とし、皮むき機を使い一つ一つ皮をむいていきます。

〜3. 乾燥〜

むき漏れがないか検品しながら大きさ別に並べ、熱風乾燥機で約3日間乾燥させます。取入後、冷凍庫で寝かせます。

〜4. 寒風干し(干柿) 〜

冷凍庫で寝かしたあんぽ柿の芯を切り、柿をもみ、寒風で干します。一つ一つの乾燥具合を確認しながらもみ、柿内部に残っている水分を押し出す作業を複数回繰り返します。水分と一緒に柿内部の果糖が表面に出てきて結晶化し、粉がふいた干柿が完成します。

〜5. 製品化 〜

衛生管理された工場で出来あがったあんぽ柿・干柿を選別、金属探知機を通してパック詰めを行なったら完成です。
 

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